植物とは異なり、高等動物では、分化の進んだ体細胞や組織を分離してその細胞を動物個体に成長させることは、いまだにできていない。分化の進んでいない(つまり多分化能を維持した状態の)
受精卵ではそれが可能で、
1891年ドリーシュは
ウニ卵の分割により正常なウニ幼生を発生させ、これは初めて人工的に作製された動物個体クローンであった。 世界最初のクローン動物は、
1952年にR.BriggsとJ.J.Kingが
ヒョウガエルの初期胚の細胞や核を、不活化した未受精卵に移植することにより作られた。
哺乳類では
1981年に Willadsen が
ヒツジで同様な手法により受精卵からクローン個体を作り、Willadsen はさらに
1986年ヒツジ初期胚から核移植によるクローンを作製した。